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ニュース・フラッシュ

2005年4月12日 サンティアゴ 中山 健

チリ第I州で沼水枯渇問題で州環境委員会(COREMA)が調査開始

 4月4日付け地元紙等によると、チリ第I州Iquique周辺のLagunillas Panpas沼が干上がり第I州環境委員会(COREMA)が調査を開始した。Lagunillas Panpas沼周辺ではBHP Billiton社のCerro Colorado鉱山が毎秒300リットルの鉱山用水取得が許可されていた。先週、地元水道局が現地を訪れた際に沼は完全に干上がっていたことが確認された。水道局は、この状態は自然現象によるものではないと判断し、COREMAがCerro Colordo鉱山による採水状況調査を開始した。またCOREMAは、ボリビアとの国境のCoposa塩湖Jachucoposa Springs近くにあるCollahuasi鉱山の活動状況調査も開始した。Collahuasi鉱山側は、25年間で水面低下のスピードは次第に遅くなってきていると説明しているが、水道局は5年間で水面低下スピードが速くなって来ていると報告している。

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