ニュース・フラッシュ
2005年4月12日
サンティアゴ
中山 健
チリEl Indio 鉱山閉山に64百万USドル
Barrick Gold社の発表によると、チリ第IV州のEl Indio鉱山閉山に要する費用は49百万USドル、Tambo鉱山も含めると64百万USドルになる模様。同鉱床は、高硫化系金鉱床で1984年から2002年に閉山するまでの19年間にわたり金及び銅を生産した。2003年9月にチリ国家環境委員会(CONAMA)に自主的に閉山計画を提出しており、それによると閉山コストは50百万USドルとされていた。現在までにEl Indio鉱山で約85%、Tambo鉱山で約95%の閉山作業が完了しており、鉱山住居施設及び電力線の撤去が残っている。閉山作業は、坑内へ通じる全ての坑道の閉塞、鉱山用地の修復、用水に利用した河川等の修復、坑内及び地表水の水質改善等よりなる。また閉山後も土壌及び水質の継続的なモリタリングが行われることになっている。
