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ニュース・フラッシュ

2005年4月12日 リマ 辻本崇史

ペルー・2005年第1四半期の鉱区申請件数は前年同期に比較し微減

 鉱業権・鉱区台帳管理局(INACC)の発表によると、2005年第1四半期の鉱区申請件数(1,041件)は前年同期比3.8%減と微減となったが、依然、高水準を維持している。県別で申請件数の上位は、第1位はLima県(150件)、第2位は南部のPuno県(139件)、第3位は中西部のAncash県(102件)であった。
 ペルーの鉱区申請件数は、2003年に金探査ブームの影響もあり前年比58%増と大幅に増加し、2004年も非鉄市況の高値推移が影響しさらに前年比7%増と増加した。これらから、鉱区申請件数は、頭打ち傾向にはあるものの依然として高水準にあると判断され、鉱業ロイヤルティ法、一部地区に見られる鉱山開発に対する地元住民の反対運動の顕在化等、鉱業投資にネガティブな動きの影響は鉱区申請件数に見る限り表れていない。

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