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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2005年4月19日 サンティアゴ 中山 健

サンティアゴ市で第4回世界銅カンファレンス開催される

 去る4月13日・14日サンティアゴ市Hyatt Regency Hotelにおいて、CRU社主催の第4回国際銅カンファレンスが開催された。本カンファレンスは、サンティアゴ市に産銅会社、銅加工会社およびトレーダー等銅産業関係者の集うCESCO週間に合わせて、2002年から毎年開催されているもの。主催者側の発表によると世界各国から350人が参加した。講演は最近の銅に関わる話題が紹介されることになっており、今回は、13件の講演が行われた。CODELCOのVillaruz総裁は、「銅産業のトレンドCODELCOの見方」というタイトルで講演し、中国の著しい銅需要の伸びと将来予測、これに対するチリの産銅量は2010年には、6百万tの生産能力を有することを述べた。チリ鉱業協会(SONAMI) Jara副会長は、講演の中で鉱業ロイヤルティ政府案を批判したのに対して、特別にコメントを求めたCavesaz鉱業次官が政府は鉱山会社を困窮化することが目的でなくチリの健全なチリ鉱業の発展のために国会で審議していると反論し会場から拍手が起こった。またXstrata社のDavis CEOはMIM社を買収する等事業拡大を図って来た同社の経営戦略について紹介した。Phelps Dodge社のSnider社長は、精鉱リーチング等の鉱山開発の新技術について紹介した。また、14日夜開催されたCESCO主催の夕食会には1,300人が参加し、招待を受けた中国MinmetalsのZhu Guang副社長が挨拶を行い中国の経済発展には海外での鉱物資源の確保が欠かせないことを述べた。

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