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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル レアメタル
2005年4月19日 サンティアゴ 中山 健

Castillian社ブラジルMangabalニッケル案件にオプション

 カナダのジュニアカンパニーであるCastillian社の発表によると、同社は、ブラジルGoias州のFalconbridge社Mangabalニッケル案件に対し50%の権益を獲得できるオプション契約を締結した。Castillian社は2009年までに18百万USドルを支払う。うち3百万USドルは参入費。調査の結果、最低75m離れた4孔のボーリングで最低幅4mの鉱床を捕捉した場合、推定資源量確定探鉱のためCastillian社は更にUS$3mnまでを支出する。参入期間終了後、J/V会社が形成された後、Falconbridge社は、Castillian社が参入期間に要した額の200%を同社に支払うことによって、J/V会社の70%の権益を取得するオプションを有する。Falconbridge社の現地法人であるFalconbridge Brazil社がプロジェクトオペレーターとなる。
 本案件は、面積765km2で、塩基性~超塩基性岩に伴われる正マグマ性ニッケル鉱床を対象としたもの。カナダのVoiseys BayやロシアのNorilskと類似した地質環境にあると説明されている。最近Falconbridge社が実施した空中磁気探査で28箇所の異常域が捕捉されている。2005年は、物理探査と7,500mのボーリングを計画している。
 Goias州政府の探査会社であるMetago社が過去に実施したボーリングでは、FS-34孔で6.3m間でニッケル:1.56%、銅:0.55%、4m間でニッケル:1.73%、銅:0.24%、FS-37孔では10m間でニッケル:0.53%、銅:0.41%、0.7m間でニッケル:3.19%、銅:3.77%を捕捉している。

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