ニュース・フラッシュ
2005年4月19日
メキシコ
権藤 浩
メキシコ・ペニョーレス社、Pinos Altosプロジェクトを65百万USドルで売却合意
ペニョーレス社HP等によると、3月半ば、世界最大の銀及びビスマスの生産者であるペニョーレス社は、メキシコ・チワワ州のPinos Altos金鉱脈鉱床プロジェクトについて、金融会社Macqerie North America社の仲介で、カナダに本部を置くAgnico-Eagle Mines 社と売却契約を締結したと発表した。
契約内容は、Agnico-Eagle Mines社が、ペニョーレス社が提示した探鉱結果を受けて、7か月以内に2.8百万USドルを投資し埋蔵量を確認できれば、ペニョーレス社に対して65百万USドル支払うというもの。
Pinos Altos鉱区は、チワワ州都チワワ市からソノラ州都エルモシージョ市に通じる国道沿いに西へ約250km距離にあるシエラ・マドレ山脈の山中に位置し、ペニョーレス社は約10年間探鉱を実施してきた。
ペニョーレス社は、本プロジェクトの売却理由を「高品位金鉱脈鉱床だが同社の開発規模に達しない」と説明するが、3月末にもゲレロ州Oro de Mezcala金鉱染状鉱床をGoldcorp Inc.社へ70百万USドルで売却しており、最近、同社の鉱区売却の動きが活発化している。
