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フィリピン・ニッケル鉱山再開発へ
地元紙等によると、環境天然資源省は、休止中のPhilippine Nickel Corporation (Philnico)が、ノノック島ニッケル鉱山の再開発で、中国の金川有色金属公司と上海宝鋼集団公司が率いるコンソーシアムと合意に達したことを明らかにした。正式な調印は、胡錦涛国家主席の比訪問時に行うとしている。
コンソーシアムは10億USドルを投じ、プラントを補修、2008年には年間41,000t(ニッケル金属量換算)相当の生産を開始する予定。
今回の投資は、最高裁が鉱業法の外資規定を合憲と判断した昨年12月以降、最大の規模となるもの。
スリガオデルノルテ州ノノック島のニッケル埋蔵量は約1億4,400万tとされ、世界でも最大規模の鉱床の1つとみられている。Philnico社は1970年代に精錬施設を建設、操業を開始したが、1986年にニッケル価格の低迷と原油価格の上昇により操業が停止されていた。
