メキシコ・銅価格の高騰継続、GM社2005年第1四半期の大幅収益3億USドルに貢献

　地元一般紙等によると、グルーポ・メヒコ(GM)社は、2005年第1四半期の売上高1,282百万USドル及び純益303百万USドルと、昨年同期比で各々40.0%増、28.8%増となった。
　この主要因は、カナネア(Cananea)鉱山で過去10年来の記録的降雨による露天掘採掘場の深刻な浸水の影響により同グループ会社Minera Mexico(MM)社の銅生産量が昨年同期比5.1%減、また、SPCC(Southern Peru Copper)社の銅生産量が同14.6%減だったにも拘らず、銅価格が昨年同期比で19%(2005年第1四半期の銅のLME平均価格1.48USドル/lb)高騰したことによる。
　さらに、今期の売上高に対する生産コストも、昨年同期44%から47%に増加しており、銅価格高騰の影響が売上高や純益に大きく貢献したことが伺える。