ニュース・フラッシュ
2005年4月26日
アルマティ
酒田 剛
ロシア・2005年末に埋蔵量の定義を改訂へ
地元紙等によれば、ロシア連邦地下資源庁(Federal Subsoil Agency:天然資源省の下部組織)は新たに策定した埋蔵量の定義を2005年末までに制定し、2006年からの導入を目指している。同庁のPyotr Sadovnik副長官が4月6日に述べたところでは、新定義はノルウェーの規定に似た国連フレームワークに準拠した内容で、2005年末までに制定したいとしている。見直しに量的な変更はなく、可採鉱量の概念も維持されるとも語った。Yury Trutnev天然資源相は、2006年からの適用開始の予定と、今回の国際的な定義への改訂が制定中の新地下資源法にも反映されるとの見通しを示した。埋蔵量に関する国際的な会計報告では、米国証券取引委員会(SEC)及びSPC(Society of Petroleum Engineers)の基準が利用されている。
