ロシア・Renova社、チタン開発のJ/Ｖ設立をウクライナ政府に要請

　地元業界紙は、ロシアRenova社がウクライナでチタン鉱床の開発プロジェクトを行うためにウクライナ政府に対してJ/V設立を要請したと伝えた。同社のViktor Vekselberg社長は、チタン鉱石の採掘から生産・販売までを手がける垂直統合型J/Vを設立したいとして、子会社のTitanium-Apatite Company(TACO社)が2003年に開発ライセンス(10年間)を取得したウクライナ・Zhitomirsky州にあるFedorovskoye鉱床の共同開発プロジェクトを同国政府側に提案したことを明らかにした。同社長によれば、Renova社が新鉱床の開発を目指すのは、生産中のVolnogorskoyeとIrshanskoyeの両チタン鉱床の鉱量枯渇が近いためで、同社は、チタン製品を生産するロシアVSMPO社の株12%を所有する。