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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2005年5月3日 ロンドン 嘉村 潤

Equinox社、ザンビアLumwana銅鉱山にけるウラン資源とその開発の可能性を発表

 Equinox社(豪)は、5月2日、同社が100%権益を有するザンビアLumwana銅鉱山について、銀行融資可能なFSを完了し、このFSの中にはLumwanaにおけるウラン資源の評価とウラン鉱石採掘と処理のための独立したプラントのデザインなどが含まれていたことを発表した。銅採掘対象のMalundwe鉱床とChimiwungo鉱床の中に、ウラン・リッチな部分が独立して存在し、銅採掘とは別に採掘できる状態にあり、銅鉱石の処理の中でウランを生産することはないという。ウラン資源の合計は概測・予測資源量で12.1百万t(U3O8:0.082%)、銅鉱床採掘現場内としては7.7百万t(U3O8:0.081%、概測で13,094千lbs)となっており、同現場内の銅鉱床の資源量は205.3百万t(Cu:0.79%)となっている。同FSはU3O8価格を11 USドル/lb(現状25 USドル/lb)で試算しており、同社では近隣の探鉱ポテンシャルを有することを含めて将来ウラン資源開発のオプションがあるとの認識を示しているが、このウラン資源開発が、当面2007年に銅精鉱生産開始を目指すLumwana銅プロジェクトのスケジュールに影響を与えることはないとしている。

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