スペイン・Aguablancaニッケル鉱山の最初の精鉱出荷

　Rio Narcea社(加)は、5月4日、同社が実施しているスペインAguablancaニッケル鉱山からの最初のニッケル銅精鉱出荷を発表した。出荷日は今月中旬となるが、精鉱2万t(暫定品位ニッケル4.7%、銅5.7%)が出荷され、Glencore International社との契約に基づけば7百万ドル純利益が得られる予定である。スペインAguablancaニッケル鉱山は、2004年12月後半に操業を開始し、ニッケルと銅の回収率と精鉱品位を着実に改善してきており、4月には平均168t/h、108,822t/月、回収率はニッケル60%、銅87%、精鉱品位はニッケル6.0%、銅7.9%を記録した(FSでは195t/h、125,000t/月、回収率はニッケル82%、銅85%、精鉱品位はニッケル8～9%、銅4～5%となっていた)。同鉱山の計画生産量はニッケル8,200t/年、銅6,400t/年、白金族20,000oz/年で、マインライフは10.5年、資本投資額は70百万ユーロとなっている。Aguablanca鉱床の確定及び推定埋蔵量は15.7百万t、ニッケル品位0.66%、銅品位0.46%、白金族0.47g/tである。