閉じる

ニュース・フラッシュ

2005年5月5日 シドニー 久保田博志

Rio Tinto社のWMC社買収について

 Rio Tinto社幹部は、4月29日に開かれた豪州での同社株主総会において、WMC社買収の可能性を否定しなかった。また、Rio Tinto社はウラン資産を探しているとしながらも、WMC社のOlympic Dam鉱山には言及しなかった。
 他方、Inco社会長は、メルボルンでの鉱業関係者の会合のあと、WMC買収の可能性について敵対的な買収は否定しつつも、買収そのものは否定せず、Rio Tinto社と組んでの買収に含みを持たせたコメントを発表している。Rio Tinto社及びInco社幹部は先週(4月25日の週)、クイーンズランドで会談した模様。
 また、BHP Billiton社は、4月26日、同社によるWMC社買収をEC当局(EC Merger Regulation)が認めたことを発表するとともに、同社によるWMC社買収期日を5月6日から6月3日に延期することを発表している。

ページトップへ