ペルー・La Zanja金鉱床開発プロジェクトが再開

　地元大手のBuenaventura社とNewmont社とのJ/V(権益比率53対47)により開発を進めているLa Zanja金鉱床(Cajamarca県)開発プロジェクトは、2004年11月、環境汚染を懸念する地元住民より事務所放火等の過激な抗議行動を受け、その後はプロジェクトが中断していた。
　本件に係わり、地元業界紙(5月2日付)等によると、Buenaventura社は本プロジェクトを再開したと発表した。これによると、上記の事件後、同社は地元との関係改善に努め、その結果、地元の理解が得られ現地サイトでの同社関係者の安全が確保できる状態になったことを、プロジェクト再開の理由とした。
　なお、本開発プロジェクトは、年産金量10万oz程度の金山を計画しているが、今後順調に進めば、2006年内の操業開始が見込まれる。