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ニュース・フラッシュ

2005年5月9日 バンクーバー 中塚正紀

カナダ・Barrick Gold社第1四半期、利益倍増

 世界第3位の金生産会社Barrick Gold社が第1四半期会計報告を発表。3月31日までの総売上は4.84億USドルで利益は5,100万USドル(昨年同時期の利益は2,600万ドル)。現在の調子で行くと今年の金生産量は540万oz~550万ozで、平均生産コストは220ドル~230ドル。同社によると今期の利益の増額は、昨年に比べ金価格が1ozにつき46ドル高くなったことと、1,000万ドルの投資有価売却益によるもの。しかし、一方で、ネバダ州のGoldstrike鉱山とブリティッシュ・コロンビア州のEskay Creek鉱山の金の品位が低かったことが原因で、金の売上量が減少したことも発表。
 同社は2007年までに生産量の40%上昇を見込んでおり、これを達成するため、新たに4か所の鉱山を操業開始予定。このうち、タンザニアのTulawaka鉱山は、3月に生産を開始。また、ペルーのLagunas Norte鉱山は6月半ばに、アルゼンチンのVeladero鉱山は2005年第4四半期にそれぞれ操業を開始。さらに、豪州のCowal鉱山は2006年初めに操業を開始する予定。

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