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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2005年5月16日 北京 納 篤

中国冶金建設集団、パキスタンのDuddar鉱開発プロジェクト一部変更か

 安泰科によれば、4月上旬パキスタン総理府で中国冶金建設集団公司とパキスタン鉱業開発公司、中冶集団資源開発有限公司、中冶集団Duddar鉱業開発有限公司及び中国国家開発銀行が一同に会し、中国の温家宝総理とパキスタンのアジズ総理同席のもと、パキスタンDuddar鉱床開発契約の変更協議に調印した。なお、変更内容については明らかにされていない。
 Duddar鉛亜鉛プロジェクトは当初2005年4月から建設を始め、2007年末に生産開始を目標としており、また、中冶集団Duddar鉱業自身で開発資金の20%を調達する必要があると報じられてきている。これらの当初計画に何らかの変更があったものと推測することが出来るが、変更内容は不明である。
 Duddar鉛亜鉛鉱床は、既に鉛、亜鉛鉱石の埋蔵量943.8万t、鉛、亜鉛合わせた金属量132.91tと確定している。生産開始後、粗鉱生産66万t/年、亜鉛精鉱は亜鉛品位54%で10.04万t、鉛精鉱は鉛品位64%で3.26万tと見込みでおり、年間の利益は673万ドルと予想している。Duddarプロジェクトの投資総額は7,263万ドル。中冶集団Duddar鉱業開発有限公司の株式は株洲製錬集団有限責任公司が34%、湖南黄沙坪鉛亜鉛鉱公司が15%、中国冶金建設集団が51%の比率となっている。

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