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ニュース・フラッシュ

2005年5月26日 メキシコ 権藤 浩

メキシコ鉱業会議所会頭、中小鉱山向け鉱業政策強化を強調

 地元紙等によると、メキシコ鉱業会議所アルマサン会頭は、「政府は2005年探鉱投資額を前年比65%増の900百万USドルと見込まれるが、探鉱助成制度の欠乏、電気・ガス等のエネルギーコスト高騰による競争力低下の影響で、鉱業部門の成長維持は不可能」と語る。
 政府の鉱業政策プランは、メキシコ鉱業分野が強靭となり世界的レベルで成長・向上することにある。しかし、政府プランは、輸出振興策として中小鉱山への選鉱プラントや融資制度を認め、国際市場への輸出促進を促すが、探鉱助成が必要な中小鉱山には不十分であると言う。
 同氏は、メキシコ国土200万km2の75%は未開発で、この土地は金属鉱床を含む可能性があるにも拘わらず、一部の国内鉱山主が探鉱活動を取り止めると強調する。ただし、外国企業の手に渡るものでもないと説明した。

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