ニュース・フラッシュ
2005年5月26日
メキシコ
権藤 浩
メキシコ経済省オルティス鉱業担当次官、米国訪問し鉱業投資促進を訴え―2004年メキシコ鉱業部門GDP 5%成長を記録―
地元紙によると、メキシコ経済省オルティス鉱業総調整官(次官級)は、5月23日から2日間の「米国投資家団体会合」に政府及び国内鉱業企業の代表として出席し、米国からメキシコ鉱業分野への投資促進を訴えたと報じた。
会合では、メキシコ鉱業分野への海外投資の受入基盤は十分整備されており、先の鉱業法改正内容、鉱業許認可の現状、メキシコ鉱業競争力の有益性を強調した。3年前に探鉱案件180件の内80件が撤退したが、現在では約300件の探鉱案件が進行中である。
また、2004年メキシコ鉱業部門GDPは、国家全体の4.4%成長を上回り、5%を達成した。特に、金生産は9%増加し2005年は更に約4%増産を期待し、世界第2位の銀生産量にも触れて、メキシコ全体GDPに占める鉱業部門の割合は漸く1.5%に達したと述べた。
現在、メキシコ鉱業分野への海外投資は、カナダ75%、残りが米国、豪州であり、中国は銅や亜鉛に興味を示し探鉱したが開発には至っていないとしている。
