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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2005年6月6日 リマ 辻本崇史

ペルー・Tintaya銅山の操業停止は継続

 地元業界紙(6月3日付)他によると、地元への利益還元を求める住民デモの過激化から5月25日より操業停止中のTintaya銅山は、その後、鉱山周辺は平穏に戻ったが、鉱山側は安全操業が確保できないと判断し、操業停止を継続している。
 これらによると、鉱山次官をトップとする政府ミッションは、鉱山側、住民側両者の対話による解決に向け、両者との折衝を継続しているが、未だ、三者による会談は実現していない。
 鉱山側は、住民側との対話に応じる姿勢は示しているが、会談が脅迫的な雰囲気のない状況で、かつ2003年に地元住民側と締結した協定書の枠内で行われる事を、会談のテーブルに着く条件としている。
 鉱山次官は、今週中の操業再開に向け期待を表明しているが、未だ、具体的な見通しは立っていない。

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