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ニュース・フラッシュ

2005年6月7日 シドニー 久保田博志

Anglo American社、Ticor社権益を買収

 地元紙等によると、Kumba Resources社(Anglo American社の子会社、南アフリカ)は、ミネラルサンド採掘会社Ticor社(西豪州)残りの権益を203百万豪ドル(1.70豪ドル/株)で買収すると発表した。
 Kumba社はTicor社の権益51.5%を保有している。Ticor社はCooljaloo、Jurien、Dongaraの各鉱床(西豪州)と、Hillendale、Fairbreeze、Cravelotteの各鉱床(南アフリカ)の権益40%を保有しており、生産が90%に達した場合には更に権益40%を取得することができるオプション権を得ていることから、Kumba社は防衛のために今回の買収を行うことになった。
 Kumba社は、紙などに利用される二酸化チタン顔料の販売拡大を狙っている(二酸化チタン顔料の価格は2004年から10%上昇)。
 Ticor社はKumba社の提案を委員会を組織して検討中。Ticor社の2004年の利益は40百万豪ドルであった。

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