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- 鉱種:
- 金 ベースメタル
フィジー・Vatukoula金鉱山開発改善案
地元紙等によるとEmperor Mines Resources社(本社シドニー)は、Vatukoula金鉱山開発、石油高騰への対応、操業体制の再構築などを含むフィジーの金鉱山の収益性の改善案を策定、15百万豪ドルを投資し、年間10百豪ドルの削減を見込んでいる。
Emperor社は2004年度の損失を18百万豪ドルと見込んでいる。
改善案には、欠勤の減少、輸送効率の改善、エネルギー節約、フィジー人の部門長を配置するなどが含まれ、エネルギー費用の節約は年間4百万豪ドルのを見込んでいるが、実施には株主の了解と10百万豪ドルの融資が必要となる。
改善案では、2006年6月までの年間鉱石65万t、平均金品位8g/t、金出荷量145,000oz(2005年度は、鉱石54万t、平均金品位7.1g/t、金出荷量114,000oz)を見込んでいる。
Emperor社は、フィジー政府に対して原油価格が40USドル/バレル以下に下がるまで、3%の課税の免除を要求している。
なお、DRD Gold社(本社南アフリカ、Emperor社権益45.3%保有)は、従来どおり資金面、経営面での支援は続けるがEmperor社の買収は行わないと言明している。
