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ニュース・フラッシュ

2005年6月13日 バンクーバー 中塚正紀

Noranda社、Falconbridge社との合併にいよいよ近づく

 Noranda社とFalconbridge社の両社株主による合併合意投票が6月30日に行われると発表。Noranda社はFalconbridge社の株91%をすでに取得しており、Noranda社株主の大半は合併に賛成していることから、合併にはほとんど支障がない状況。この合併で、総額資産120億USドルのベースメタル大企業が誕生する。
 新会社は、ニッケル・銅市場における高い評価を反映してFalconbridge社と命名され、CEOにはNoranda社のCEOであるDerek Pannell氏が、社長にはFalconbridge社のCEOであるAaron Regent氏が任命される予定。
 Noranda社株42%を所有していたBrascan社は、積極的に株の購入者を募っていたが、Noranda社が入札で一部買戻したことから、現在Brascan社の所有する株は22%まで下がっている。また、Falconbridge社のCEOであるAaron Regent氏によれば、Noranda社が買収の話し合いを行っていたChina Minmetals社に対しても新会社設立後、金属資源の供給確保のため、新規プロジェクトへの資本投資等で参加してもらう考えがあると語った。

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