BHP Billiton社、中国との鉄鉱石交渉再開

　地元紙等によるとBHP Billiton社は、2005年初めアジア各国の鉄鋼メーカーから反発された鉄鉱石値上げ交渉の再開を検討していることを明らかにした。
　豪州産鉄鉱石の価格は主要輸出国の中では最も低く、2005年の値上げ交渉でも71.5%値上げに留まっている。
　BHP Billiton社長Goodyear氏は、更なる値上げはBHP Billiton社と中国の関係を悪化させるが、長い目で見ると会社と顧客の利益になると考えている。
　BHP Billiton社の中国への売上は、ここ3年で5倍、6億USドルから30～32.5億USドルに増加、同社は今後3年間で250億USドルの利益をもたらすと考えている。BHP Billiton社はWMC社の買収でより幅広い鉱種の輸出が可能となり、また、中国でのベースメタルや石炭プロジェクトへの直接投資を考えている。