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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2005年6月13日 北京 納 篤

中国陽谷祥光銅業公司、40万tのカソードプラント建設計画

 安泰科及び地元業界紙によると、山東省陽谷県の陽谷祥光銅業公司(Shandong Xiangguan)は詳細については説明を避けつつも、40万tの銅カソード生産施設を計画していることを公表した。本プロジェクトは山東省政府の主要推進プロジェクトの一つとして計画されているものである。同公司はオートクンプ社のフラッシュ熔錬技術を取り入れ、ステンレススティールカソード精錬技術を採用するとしている。プロジェクトの計画によると、プロジェクトは2段階に分けて進められるとし、まず21億6千万元(2億6,100万ドル)を投じ、第1ステージプロジェクトとしてカソード年間生産能力20万tの生産設備建設を実施するとしているが、詳細なタイムスケジュールはまだ計画されていない模様。さらに同公司は銅を中心とする加工品生産施設の建設も考えているという。
 陽谷祥光銅業公司は山東鳳祥社(Shandong Fengxiang Corporation)の子会社で、1991年に設立された新しい企業である。山東鳳祥社は中国の農業、畜産業におけるリーディングカンパニー(2004年は14億6,000万元の売り上げ、1億4,800万元の利益)で、鉱業への参加は初めてであるとしている。

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