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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2005年6月14日 リマ 辻本崇史

ペルー・Tintaya銅山の争議解決は2週間以内の見通しと鉱山次官が言及

 地元紙(6月10日付)他によると、Tintaya銅山の操業再開に向け、政府ミッションのトップとして仲介役に努めている鉱業次官は、2週間以内に今回の争議は解決する、との見通しを示した。
 鉱山次官の本発言は、これまでの住民側と政府ミッションの交渉は難航し、未だに鉱山側も含めた三者会談が実現しない中、表面的にはとくに根拠もない楽観的な発言とも受け取れる。しかし一方、関係者と協議を重ねる仲介役として、解決に向けた確かな手応えをつかんだ上での発言とも、期待できる。
 鉱山労働者のみならず地元住民からも操業再開を望む声が日増しに高まり、マスコミも今回の騒動を起こした住民グループに同情的な論調はほとんど見られない等、強行派住民が孤立化する傾向にあり、これらの状況は、鉱業次官の解決に向けた見通しをバックアップできる要因と考える。

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