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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル
2005年6月14日 調査部 鈴木 徹

Vedanta社、インドの亜鉛拡張プロジェクトを完了

 ロンドン市場に上場されているVedanta社は、インドにおける亜鉛拡張プロジェクトが予定通り完了したと発表した。同社のインドにおける亜鉛製錬能力は、170千t増強され、年間400千tとなった。新規の湿式製錬所は、最新のエネルギー・環境効率を備えており、同社のコスト競争力を一層向上させるものとなっている。このプロジェクトは、154千kWの自家発電所を含み、粗鉱生産量も年2.3百万tから3.75百万tへ増加させることが可能となった。
 また、2004年9月から開始された同社の探査部門によるボーリング調査の結果、Rampura Agucha鉱山の埋蔵量は、2004年3月末と比べて25%増加し50.1百万(Zn 12.8%、Pb 1.9%)となった。同鉱山及びRajasthan州の既知鉱床周辺における亜鉛探査は2005年から2006年にかけて継続して実施される予定である。同社によれば、インドにおける亜鉛の需要は急速に増加しており、鉱石・地金生産量の増加はこれを満たし、インドの今後の経済成長を支えるものであるとしている。

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