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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2005年6月15日 ロンドン 高橋健一

African Platinum社、南ア・Leeuwkop白金族プロジェクトのプレFS結果を発表

 African Platinum社(本社英国。旧Southern African Resources社。以下AP社)は、6月13日、南アフリカLeeuwkop白金族プロジェクトのプレFSの結果を発表した。それによれば、埋蔵量はこれまでに計算されていた約8百万ozに新たに推定量42百万ozが加わり、可採鉱石量は5.4百万ozとされ、また、長期的な金属価格と為替レートを前提条件にした場合、プロジェクトのIRRは15%(現在の価格・レートにした場合、IRR19%)とされ、かなりの採算性があると結論付けされている。当初6年間の必要投資額は19億ランドと見られている。精鉱中の白金族3鉱種と金の合計年間生産量の目標を30万ozとして、2006年前半完了を目途に最終的なFSを現在実施している。
 プロジェクトはBushveld Igneous Complex帯の西部に位置し、Lonmin社所有の鉱山区域に隣接している。AP社が探鉱を行っているが、Bakwena Ba-Ga Magopa族が本エリアの土地と鉱業権を所有していることから、FSの完了後は、AP社と同部族の間でJV協定により鉱山開発することになり、同部族はLeeuwkopの最大50%まで所有する権利がある。Bakwena族とAP社は2003年に探鉱契約を締結し、同年11月からボーリング調査を開始している。
 AP社は、本プロジェクトの他に、現在、ボツワナのMolopo及びジンバブエのSnakes Headの2つの白金族プロジェクトを実施しており、本Leeuwkopプロジェクトは同社のフラッグシップ・プロジェクトとなっている。

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