中国の非鉄金属産業の利益、旺盛な国内需要により大幅増

　中国国家統計局によると、中国の非鉄金属産業の2005年1月～4月の利益は前年同期比で151.4%となっており、中国国内の旺盛な需要によるところが大きい。
　中国有色金属工業協会の資料によると、2005年1月～4月の銅生産量は740,200tで対前年同期比17%増、アルミが2,249,100tで同16%増、鉛が651,900tで同15%増、亜鉛が840,700tで同9%増、ニッケルが30,200tで同5%増、錫が30,300tで同21%増となり、2004年の同じ期間の生産量よりも上回っている。しかし、非鉄の市場への供給は生産が増加してもなお、需要に追いついていないとの認識が支配的である。安泰科によると2005年1月～4月の間、国内での供給不足量として銅20,000t、アルミ37,000tと見込んでいる。