ニュース・フラッシュ
2005年6月28日
調査部
西川信康
Grupo Mexico、ストライキの噂を否定
業界紙等によると、現在、世界的に利益還元を求めるストライキやデモが頻発している中で、Grupo Mexico社の組合組織が、同社の生産拠点である米国、メキシコ、ペルーにおいて、同社の労働者に対し労働条件を改善するためにストライキを呼びかけたと一部で伝えられたことに対し、会社側はこの報道を否定した。
同社幹部によると、ペルーのToquepala、Cuajone銅鉱山及びIlo製錬所、また、メキシコの生産現場では、操業に影響を及ぼすような動きは全く見られないと言明したことに加え、9つの組合組織とは良好な関係を築いており、問題は何も発生していないことを強調した。但し、米国の子会社であるAsarcoについては、健康手当てをカットすることに組合側が反発しており、現在のところ、今後の組合側の行動について確認できない状況であるという。
