ニュース・フラッシュ
2005年7月5日
サンティアゴ
中山 健
チリ・CODELCO 2009年~2010年にEl Salvador鉱山閉山か
6月28日付け地元紙等によると、CODELCOは、鉱石品位の低下により、2009年か2010年にEl Salvadorディビジョンの閉鎖を検討していると発表した。CODELCO El SalvadorディビジョンのCifuentesジェネラルマンージャーが地元Atacama地域協議会で鉱石品位の低下によりEl Salvador鉱山の閉山を検討していることを明らかにした。但し現在生産量の約20%にあたる酸化鉱の採掘は2010年以降も継続し、従業員1,700人のうち300人の雇用は確保することになる見込み。El Salvador鉱山は、1959年に開山し、埋蔵量:243百万t、銅品位:0.58%で、現在Incaの坑内採掘とDamianaとCampamento Antiguoの2つ露天採掘を行っている。2004年には74,800tの銅(金属量)を生産した。キャッシュコストは0.68¢/lbでCODELCOの操業する4鉱山の中では最も採掘コストが高い。
