チリ・ロシアと鉱業分野における協力協定調印

6月29日付けチリの地元紙によると、先月末モスクワを訪問していたAlfonso Dulantoチリ鉱業大臣はロシアのYury Trutnev天然資源相と鉱業分野における2国間の協力強化に関する協定に調印した。この協定は2002年11月に立ち上げられたチリ‐ロシア両国政府間委員会で協議されてきたもので、また、ロシア側の広報担当官によると、この協定は、二国間協議の開催、共同プロジェクトと投資の検討、国際的な場での共同実施活動の調整、共同研究の実施、最新技術と情報の交換、科学・教育分野での交流などをカバーしている。また、ロシアの別報道では、6月30日に行われた貿易・経済協力に関する両国（ロシアとチリ）政府間委員会の会議において、ロシア外国貿易銀行とチリ輸出保険機関との間で信用協定を交わし、金融・為替分野における情報交換を進めることで合意がなされ、これによってUdokan銅鉱床の開発にチリの鉱業企業が参加する下地ができたと伝えられている。