閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル ニッケル レアメタル
2005年7月5日 調査部 鈴木 徹

亜鉛、ニッケルは鉱石生産が伸び悩む

 業界紙等によれば、国際ニッケル研究会(INSG)情報として、世界の1~4月のニッケル需給バランスは1,900tの供給過剰となり、2004年同期の2,900tの供給過剰と比べ過剰量が減少していることが明かとなった。ニッケル地金価格が高騰しているにも関わらず、世界の1~4月のニッケル鉱石生産量は428.1千tで、2004年比0.3%増と伸び悩んでいる。また、INSGによれば2005年の世界のニッケル需給は、ほぼバランスするものと見られているが、Inco社(加)やEramet社(仏)では16千tから20千tの供給不足になると予測している。
 亜鉛については、国際鉛亜鉛研究会によれば、世界の1~4月の亜鉛鉱石生産量は3,158千tであり、2004年同期比0.9%増と伸び悩んでいる。北米及び欧州で供給過剰となっているが、アジアでの需要は好調で過剰分は吸収されており、供給不足の状況が続いている。

ページトップへ