ニュース・フラッシュ
2005年7月12日
サンティアゴ
中山 健
チリ政府CODELCOほか公営企業の組織運営体制改革を検討
7月5日付け地元紙等によると、一連のCODELCOの不透明な発注問題に関連して、政府は公営企業の透明性を高めるため監視委員会制度導入を検討している。Eyzaguirre財務大臣は、現在立法手続き中の資本市場法案Ⅱの規定に従って、市場で社債を発行する公営企業にも監視委員会制度を導入し、独立系役員2名をその委員に任命すべきである。この制度ができれば、現在問題になっているようなファミリー企業との契約を監視出来ることになる。独立系委員の任命方式は検討中であるが、中立性を守るため公共機関高度運営審議会が任命することになると語っている。なお現在CODELCOの理事会は大臣2名(鉱業大臣および財務大臣)、政府代表者3名、大統領が任命する労働者2名および管理者1名から構成されている。
