中国企業、Kazakhmysと銅鉱山開発へ

　安泰科他地元業界紙によれば、カザフスタンのKazakhmys社は5,000万t/y規模の銅鉱山及び選鉱場建設をカザフ国内で計画しているが、中国企業の新彊金玉株式有限公司(Xinjian Jinyu Co.,Ltd)は同社の計画に関し共同開発契約を取り交わしたと報じた。Kazakhmys社はカザフスタンで最大の銅精鉱生産企業であるが、新彊金玉株式有限公司の選鉱技術、鉱山及び選鉱場建設、さらには資金面での支援が得られるとしている。
　同プロジェクト対象地域には約2,000万ｔ(金属量)もの銅資源が賦存しているとされているが、鉱床品位が極めて低く銅品位0.4%以下で、鉱石自体も酸化層によって処理が難しいとされている。なお、鉱石には銅の他、鉄、アルミ、金、銀等の有用金属が含まれている。
　Kazakhmys社は2004年に1.8億ドルを投入したが、さらに2005年には2.0億ドル以上を投資する必要があるとしている。