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ニュース・フラッシュ

2005年7月19日 サンティアゴ 中山 健

チリ、大手鉱山会社2005~2010年収益率13%以上に COCHILCO予測

 7月8日付け地元紙等によると、COCHILCO(チリ銅委員会)は2005~2010年の大手鉱山会社の収益率は、総資産利益率(ROA)が13.3%前後に、また株主資本利益率(ROE)が23.7%前後になる見通しと発表した。2005~2007年の平均銅価を120¢/lbと予測、その場合のROAは10%、ROEは20%以上となり、2008~2010年の平均銅価を95¢lbと予測、その場合のROAは8.7%、ROEは15.5%となる。ちなみに2004年のROEは66.1%と第2位の航空業の37.6%を大きく引き離した。また大手民間10社の所得税納税額は、1991~2004年の平均納税額2.25億ドルから、2005年には14.4億ドル、2005~2010年は合計で63.7億ドルになると予測している。2006年から適用される、5月に成立した新鉱業ロイヤルティ法(利益に対して、最大で5%の税金を支払うもの)による2006~2010年の5年間の納税額は7.4億ドルと見込まれている。

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