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ニュース・フラッシュ

2005年7月19日 サンティアゴ 中山 健

CODELCO 2005年国庫納入額約43.8億ドルと予測

 7月14日付け地元紙等によると、CODELCO Tomic副総裁は14日、2005年の平均銅価格を過去最高の151¢/lbと予測、その場合国庫への納入額は、2004年の45.6%増の43.8億ドルになる見込みと語った。2005年銅生産量は2004年の184万tより9万t少ない175万tと予測している。一方生産コストは、1999~2004年の平均コスト60.3¢/lbから81.3¢/lbに上昇する見込み。コスト上昇の要因は、通貨・為替調整(4.4¢)、鉱石品位低下(4.7¢)、CODELCO Norteの鉱石運搬距離増(2.8¢)、モリブデン探鉱費(0.5¢)等によるものである。2004年チリにおける企業別生産コスト(カソード仕上)は、CODELCO全体で55.7¢/lbで13社のなかで第2位にランクされた。鉱山別ではCODELCO Norteディビジョンがモリブデン価格高騰の寄与により、32.3¢/lbとなり第1位になった。ちなみに、モリブデン寄与のなかった2002年のCODELCOの生産コスト(カソード仕上)は、60.3¢/lbで第5位であった。

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