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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル
2005年7月19日 リマ 辻本崇史

ペルー・Funsur錫製錬所拡張の環境影響評価を政府が承認

 地元業界紙(7月11日付)他によると、ペルー唯一の錫生産会社であるMinsur社の幹部は、同社が操業するFunsur製錬所(Ica県)の拡張に係わる環境影響評価を政府が承認したと発言した。
 これによると、承認された拡張後の精鉱処理能力は8万t/年で、現在の処理能力(2004年実績6.6万t)より20%程度の増となる。本発言では、施設拡張の時期、拡張後の錫生産量には言及していないが、拡張後の錫生産量は、2004年実績(41,613t)より類推すると年産5万tレベルに達する。
 なお、同社は現在、San Rafael錫鉱山(Puno県)を保有し、Funsur製錬所には本鉱山から精鉱を全量供給しているが、製錬所の拡張に伴い、米国あるいは豪からの精鉱購入を検討している。

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