ニュース・フラッシュ
2005年7月19日
リマ
辻本崇史
ペルー・Oroya製錬所の2005年の生産量見通し
地元業界紙(7月13日付)等によると、Oroya製錬所(Doe Run Peru社)の生産担当副社長は、2005年の同製錬所の生産量見通し等について言及した。
これによると、2005年の生産量は、銅5.96万t(2004年5.76万t)、亜鉛4.54万t(同6.80万t)、鉛12.0万t(同11.9万t)と、銅、鉛が2004年並みの水準である一方、亜鉛は30%以上の減産となる見通しである。また、同製錬所は、世界レベルのコスト競争において厳しい状況にあるが、競争力向上のため、付加価値の高い金属生産の推進(例えば、2005年、鉛合金を1万t生産予定)、リサイクルによる銅生産の拡大等に取り組んでいる。
なお、本発言では、亜鉛減産の直接的な理由には触れていないが、過去の関連報道より、亜鉛製錬プラントの一部を今年から停止したことによると考えられる。
