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- 鉱種:
- 亜鉛 ベースメタル
亜鉛鉱石不足は2~3年続くとの予想
業界誌等によれば、今後2~3年にわたり亜鉛鉱石市場が緩むことはほとんどなく、2007~2008年まで亜鉛鉱石が供給過剰とはならないと見られる。これは、中国を中心として亜鉛の需要、製錬所生産能力は増大しているが、鉱山生産がこれに追いついていないことによるもの。
亜鉛鉱石不足の影響で、ロシアのChelyabinsk製錬所、ペルーのCajamarquilla製錬所、ブルガリアのKardjali製錬所が2005年に減産となる模様。これに対し、中国では2005年の需要の伸びが前年比12%程度に達するものとみられ、地金生産も3.5%程度の伸びとなる。中国の地金増産は、国内鉱石増産、輸入鉱石増で対応する。
