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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2005年7月21日 メキシコ 権藤 浩

米国・GM子会社アサルコ社、ストライキ下、正常運転目指し銅精鉱生産開始

 地元経済紙等によると、グルーポ・メヒコ(GM)子会社アサルコ(Asarco)社は、1,500名超の労働組合のストライキ継続中にも拘らず、7月20日から正常な規模を目指し、同社が保有するミッション(Mission)プラントの銅精鉱生産を再開すると報じた。
 アサルコ社ダニエル・テジェチア社長によると、既に多くの組合員がストライキを断念し操業に復帰しており、現在の鉱山稼働率は50%から53%に改善し、20日から更なる増産をするという。
 アサルコ社労組は、7月2日、賃金アップ、福利厚生・年金継続等を理由にストライキ突入したが、具体的には、メキシコ人等の低賃金非労組員や下請業者への労働契約改善、従業員への賃金増額分の差額支給、社内貸付金制度の改善等を要求している。
 また、アサルコ社幹部は、7月22日にアリゾナ州フェニックス本社において、労組代表と交渉再開する予定という。

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