ニュース・フラッシュ
2005年7月21日
ロンドン
嘉村 潤
EuroZinc社、ポルトガル・Neves-Corvo鉱山の未開発鉱床の探鉱結果を発表
EuroZinc Mining社(加)は、7月20日、同社が操業するポルトガルNeves-Corvo鉱山における未開発のZambujal鉱床の探鉱で、高品位の銅、亜鉛鉱体を捕捉したと発表した。ホールFZ306の深さ159.0mから23.7m間で、銅品位24.80%、鉛品位0.14%、亜鉛品位7.78%、ホールFZ301の深さ75.0mから18.0m間で、銅品位13.51%、鉛品位0.30%、亜鉛品位8.68%等の結果を得た。Zambujal鉱床の掘削及び開発は2005年末まで行われ、2006年には生産に入る予定で、Zambujal鉱床からの生産がNeves Corvo鉱山の今後10年間の銅生産の少なくとも10%相当となることが期待されている。Neves Corvo鉱山は、Rio Tinto社が49%、Empresa Desenvolviment Mineiro(EDM:ポルトガル国営企業)が51%の権益を有していたが、ポルトガル政府による入札で同社が落札。2004年6月、同社が権益100%獲得した。2004年のNeves-Corvo銅鉱山の採掘処理鉱石は190万t、鉱石品位は銅5.71%、銅精鉱品位は23.9%、精鉱中の銅金属量は95,687tであった。
