ザンビア銅鉱山ストライキ情報

　地元紙等の報道によると、7月12日からザンビアの3鉱山で発生したストライキは、7月18日に終結した模様。ストライキは当初、Nkana製錬所にて労働組合側の100%賃上げ要求から発生し、2日後、ザンビアの主要鉱山であるKankola鉱山、Nchanga鉱山、Chambishi鉱山にまで拡大した。途中、Nchanga鉱山では、失業者も巻き込んで暴徒化し、警官隊が出動するなどの騒ぎになったが、組合側との交渉の末、30%賃上げの方向により、ストライキは終了した模様。また、その後の7月21日の報道によれば、Kankola鉱山内にて爆発事件も発生した模様。ただし、死傷者はなく、生産設備への影響もないとしており、ストライキとの関連性も不明。ザンビア最大の銅鉱山であるKankola銅鉱山を含む主要鉱山における今回のストライキ等により、同国の2005年の銅の生産目標である50万tに大きく影響を及ぼすことは必至と見られている。