ニュース・フラッシュ
2005年7月22日
シドニー
久保田博志
BHP Billiton社、Olympic Dam鉱山操業再開
BHP Billiton社は、7月21日、坑内事故で操業を中断していたOlympic Dam銅・ウラン鉱山(南オーストラリア州)の操業を再開した。
事故は、7月20日午後1:30頃、地下500mの坑内で発生した。現場では鉱石採掘用の5m間隔の坑道を鉱体に掘削するためボーリングと発破を行っていたが、何らかの原因で爆破が発生、作業員がそれに巻き込まれた。死亡したのは同鉱山で10年のキャリアを持つ作業員であった。事故後、同社は7人のメンバーからなるチームを結成し、事故原因等の調査にあたった。
Olympic Dam鉱山では1998年以降、BHP Billiton社にとっては2004年5月以降、初めての死亡事故となった。
