ニュース・フラッシュ
2005年7月25日
ジャカルタ
池田 肇
フリーポート・マクモラン・カッパー・ゴールド社、第2四半期の業績
フリーポート・マクモラン・カッパー・ゴールド(Freeport-McMoRan Copper & Gold社(FCX))社は7月19日、2005年第2四半期の売上げは9億291万ドルで、2004年同期の4億8,633万ドルに比べ86%増収で、純利益は1億7,525万ドルとなり、同5,331万ドルの赤字に比べ大幅増益と発表した。この結果、2005年1~6月の売上げ累計は17億,597万ドルで、2004年同期の8億4,652万ドルに比べ倍増し、純利益は3億5642万ドルで、同7,286万ドルの赤字から脱却した。
第2四半期は2004年同期比で、銅鉱石品位は上昇(0.82→0.98%)、回収率は低下(88.2→87.4%)、金鉱石の鉱石品位は上昇(Au:0.95→1.43g/t)、回収率は低下(84.6→83.8%)等があったが、地金価格の堅調と銅・金販売量の増加による増収増益決算を計上した。地金価格は2004年同期の1.22ドル/ポンドから25%上昇し1.53ドル/ポンドとなり、7月18日のLMEでは1.63ドル/ポンドを記録している。金地金価格は2004年同期比で10%以上上昇している。鉱山部門 PT フリーポート・インドネシアの当期の銅生産量は3億230万ポンド、金は59万1,300ozだった。1~6月の累計は、銅が6億3,790万ポンド、金が120万700ozだった。PT-FIの銅生産コストはポンド当たり11セントで、前年同期の銅40セントの約1/4となった。
