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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2005年8月22日 ジャカルタ 池田 肇

Gresik製錬所の銅地金生産57%増産

 インドネシア・東ジャワ島で三菱マテリアルが60.5%出資して経営するGresik銅製錬所は16日、2005年上半期の銅地金生産は12万9,000tで前年同期比57%増産したと明らかにした。
 Gresikを経営する現地法人、PTスメリティング社によると、2004年上半期は定期補修で1か月間休止したため、2005年の生産実績を下回った。2004年4月に生産能力増強を行なったが、同設備を含め2005年の同生産はほぼ計画通りに進んでいる。設備増強に伴い、2005年の銅地金カソード生産は前年比20%増産の25万8,000tを予定している。
 PTスメルティング社は、同製錬所で生産した銅地金の50%をインドネシア国内のエレクトロニクス関連向けに販売し、残りの50%は近隣の東南アジア諸国に輸出している。
 PTスメルティング社には米Freeport-McMoran Copper and Gold社が25%出資し、同社のインドネシアのGrasberg鉱山で生産した銅精鉱をGresik製錬所に供給している。PTスメルティングには、三菱商事(9.5%出資)、日鉱金属(5%出資)も出資している。

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