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ニュース・フラッシュ

2005年8月22日 ジャカルタ 池田 肇

ベトナムでボーキサイト鉱山探鉱

 ベトナムの地元新聞等によれば、1日、同国政府が、BHP Billiton社に同国中部の高原地帯、Dac Nong州のボーキサイト鉱山探鉱に関するライセンスを供与する検討を行なっていると報道した。
 BHP Billiton社は探鉱に4,000万USドルを投資し、同調査で事業化が確認されると総額16億USドルを投資して生産能力150万tのアルミナ工場を建設する計画である。
 ベトナムは、Lam Dong, Dac Nong両州で早急にアルミナ工場を建設する計画とされ、世界第4位のボーキサイト鉱山・アルミ新地金メーカーのBHP Billiton社を誘致する方針と推測される。
 ベトナム政府・鉱山省によると、同国のボーキサイト埋蔵量は80億t超、その大部分の79億tが同国中部の高原地帯と一部は南部に集中している。同国北部、山間部、Cao Bang, Lang Son両州の埋蔵量は1億2,000万tと推定されている。
 Doc Nong省のボーキサイト埋蔵量は27億tで、そのほとんどは未開発である。

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