ニュース・フラッシュ
2005年8月23日
調査部
西川信康
中国に金属需要の第2波
業界紙等によると、Goldman Sachsは、中国が地方の都市開発計画により金属需要の第2波が押し寄せるとし、今後さらに金属需要が伸びる可能性が大きいという見方を示した。
これによると、特に銅、鉄鉱石、ニッケル及びアルミニウムの需要が大きく伸びると予想しており、最も低い見方でも、中国の銅消費は2004年の320万tから2014年には81%増の590万tに達し、ニッケルと鉄鉱石の消費量はそれぞれ、2014年までに77%、31%増、また、アルミニウムは67%増の1,030万tに達すると見られる。
一方、最大では、2014年の銅消費は930万t、アルミニウム消費は1,630万まで増加すると予想しており、いずれにしても、引き続き中国が世界の金属市場拡大をけん引していくという構造は変わらないと見られる。
