ニュース・フラッシュ
2005年8月26日
シドニー
久保田博志
豪州・Zinifex社、年間利益大幅増
Zinifex社(本社メルボルン)は、8月25日、2004年4月5日にASX上場(オーストラリア株式市場:シドニー)後、初めての年間経営状況発表で、税引き後利益が234.7百万豪ドルに達したと発表した。
この数字は、2004年4月に予想した63百万豪ドルの約4倍に当たる。財務状況も堅調で、現金(Cash)が223百万豪ドル、負債が147百万豪ドル、売上は19.17億豪ドルに達している。
金属価格の高騰と、Century鉱山(クィーンズランド州)、Rosebery鉱山(タスマニア州)の主力鉱山の好調な生産が主たる要因。
Zinifex社は、主として製錬所の自動化等により450名の人員削減を計画しており、これによって27百万豪ドルのコスト削減効果を期待している。
また、同社は探鉱にも積極的で、亜鉛のほか、JVにより鉛・銅・銀・金なども視野に入れ、75百万豪ドルを5年間で支出する計画である。
