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- 鉱種:
- 銅 ベースメタル
ペルー・Toromocho銅鉱床開発プロジェクトの現況
Toromocho銅鉱床開発プロジェクトを進めるPeru Copper社のPreble社長より、同プロジェクトの現況を聴取した。概要は以下の通り。
・ 8月半ばにプレF/S調査を開始した。本調査は11月末に終了の予定で、その後直ちにF/S調査に着手し、2007年上期の終了を見込んでいる。従って、順調に進めば、2009年中の操業開始も可能と考えている。現在想定している操業規模は、粗鉱量10~15万t/日程度。
・ 現在、本プロジェクトへの他社の参入について本格的に交渉を行っている企業はなく、日本企業の参入も歓迎である。同社としては、一部権益の売却から全権益の売却まで、全選択肢を視野に入れている。
・ 現在、鉱石処理の方法として湿式技術の検討を継続的に実施しているが、これまでの試験結果は期待はずれである。従って、現状では、副産物(モリブデン・銀)の回収も考慮し、銅精鉱生産主体の鉱山になる可能性が高い。
・ 地域住民とは、地域振興のプログラムを策定する等、配慮しており、良好な関係が継続している。鉱山地域の住民なので鉱山に理解があり、むしろ多くの住民は鉱山開発を望んでいる。開発地域に居住する住民の移転問題は一課題だが、既に移転先の候補地は絞られ、対象住民の多くもこれに同意している。
