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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2005年8月29日 バンクーバー 宮武 修一    2005. 8. 29 バンクーバー 中塚 正紀

カナダ・BC州政府、レッドクリス銅金鉱山の開発を承認

8月25日、BC州政府の環境影響評価事務所(Environmental Assessment Office)は州北西部のレッド・クリス(Red Chris)銅金鉱山の開発計画を承認した。同権益を保有するbcMetals(バンクーバー本社)は、開発に向けての主要なハードルはクリアされたとし、2006年春から建設に着手する予定。同社による環境影響調査報告書は、2004年9月に提出された後、州政府および連邦政府による審査を受け、65日間のパブリックコメント受付期間、また180日間の先住民対策の審査期間を経て承認に至った。 レッドクリス鉱山の鉱量は2億7,600万t、平均品位、銅0.349%、金0.266 g/t。露天採掘で、ミル給鉱量は3万t/日。初期投資は2億2,800万ドルで、25年間の稼行を見込む。オペレータはbcMetalsの100%プロジェクト子会社Red Chris Development Company Ltd.。開発により、250名の正社員と50~60名の契約社員が新たに雇用される見通しで、州北西部の雇用、税収に貢献する。 地元鉱業協会など関係者は、レッドクリス鉱山の開発計画の承認はBC州で鉱山開発が可能であることを対外的に示す強いメッセージになる、と歓迎している。

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